【比翼鶴の由来と歴史】
蒲地氏系図:柳川の白秋記念館第一展示室に展示
比翼鶴とは蔵元の先祖、柳川の蒲地氏が使用した家紋です。
蒲地氏とは鎌倉時代より戦国時代にかけて柳川を中心に活躍した筑後国の一族です。蒲地氏は源姓ですが、系図のように藤原氏の流れを汲む宇都宮久憲(系図左端)が蒲池を継ぎ、後蒲池初代となります。
家紋比翼鶴とその由来
比翼の鳥とは雌雄つがいで羽ばたく鳥の事で、仲睦まじさや愛情を表す縁起の良い鳥と言われています。
比翼鶴は、鎌倉将軍から賜った紋で、雌雄二羽の鶴がクチバシを阿吽に喰い合う比翼連理を准えた図柄で表わされます。
二宮銘酒醸造部で使用した比翼鶴のラベル
蒲地氏最後の柳川城主である蒲池鎮漣(かまちしげなみ)から数えて、十一代目の二ノ宮周介が合資会社二宮銘酒醸造部を創業したのが明治28年。その当時より比翼鶴の銘柄でお酒を造っていました。
左上が第二工場、右下が第一工場(現比翼鶴第一製造場)
二代目の二ノ宮彦雄、園次兄弟が大正8年に株式会社とし、比翼鶴を社名としました。第一工場(本店)、第二工場(支店)があり、兄弟でお酒を造っていました。
献納酒記念撮影
昭和四年、宮内庁献納いたしました。その時の菰包風景です。
優等賞を連続3回受賞すると名誉賞を獲得し、名誉賞を連続2回受賞すると大名誉賞を獲得する。
昭和十年、九州沖縄酒類醤油品評会において第四回から第九回まで連続六回優等賞を受賞し、大名誉賞を獲得しました。
社名 比翼鶴酒造株式会社
創業 明治28年(二宮銘酒醸造部として創業)
設立 大正8年 (比翼鶴酒造株式会社設立)
代表者 二ノ宮 啓輔(代表取締役社長)
所在地 〒830-0204 福岡県久留米市城島町内野466-1
電話番号 0942-62-2171
FAX 0942-62-2173